*ボーグニス・ストリートのクリスマス* 昨年の暮れは、シドニー北部のデイヴィッドソンというエリアにある、ボーグニス・ストリートのクリスマスの電飾を撮影しました。 １本の通りのほぼ全戸が、クリスマスの電飾に参加化する珍しい通りです。自分も楽しめ、他人にも楽しんでもらう・・・そんなサービス精神が横溢している気がします。アイスクリーム屋さんも、ちゃっかり３台着ていました。 昨年暮れは忙しくて、あちこち回る時間がなく、この通りだけ２回行きました。行った日、雨模様で、例年より人出は激減。いや、雨の日もいいと思って行ったのですが。 レンズを遮るものはなく撮影はしやすかった反面、当然賑わいは無く、さてどちらがいいのでしょうか。 欧米系は、子どもの写真を撮るのが難しいです。親の許可を得なくてはならず、見知らぬ人だと殆ど断られます。ポルノに使ったりした悪い奴が横行しているからです。そこへ行くと、アジアの国はいいですね。向こうから、撮ってほしい・・ときます。住所もいわないで、撮って貰うことで納得なのです。こちらでも無きにしも非ずですが、なかなか滅多に・・・。 今年は、よりＬＥＤの電飾が増えました。日本語では「発光ダイオード」と表現されますが、英語では「Light Emitting Diode」という表記になり、随分ニュアンスが違いますね。英語の方が、エコの精神が入っているように思います。 だが、ＬＥＤが増えると、クリスマスのイメージも変わっていきそうです。色の種類は乏しくなっていくのでしょうか。あの色からイメージを膨らませるためには、何が必要なのでしょうか。何か色添えが必要なように思います。冷めた色から、より温かみのあるイメージに・・・心配しなくても、そんな問題は解決されるのでしょうか？　頭のいい日本人です。温かみのある、色の豊富なＬＥＤも可能に違いない・・・そんな期待を抱きながら、シャッターを押していました。 （2010.01.30　シドニー・ボーイ記)